水曜日, 10月 12th, 2011
最近当たり前になりつつある人気の暖房器具と言えば、床暖や蓄暖。
一戸建てを建てる際に、この暖房器具のどちらにするのかで迷う方も多いよう。
どちらにもメリットはありますが、例えば床暖の場合。
こちらは床一面、もしくは一部の床の下に温水式、もしくは電熱式の床暖房を取り付ける事で暖房器具の代わりとなり、中には全室床暖房のご家庭もありますよね。東京で整体師をしていた親戚は、オール電化の全室床暖房の家に建て直したそう。灯油を買ったりする手間とお金のことを考えると、今の方が断然いいとのこと。
床の下に張り巡らせる為、後付けで工事するとなるとかなり大がかりなので、新築の際に入れる方が多いです。
また、床だけしか温まらないという心配を持つ方も多いものの、実際につけてみると、温かい空気は上に行く特性がある為、部屋全体が温まる嬉しい暖房器具。付け始めはエアコンと併用して使う方が多いかもしれません。
また、温水式の場合、下に温かいお湯が張り巡らされるので、消した後もしばらく温かい状態が続きますが、電熱式の場合は消すとすぐに冷たくなってしまいます。ただ、電気の方は逆にすぐに温まる仕組みになっているのでそちらはメリット。
ただ、床暖は電気代が高く、太陽光発電などで補っていなければランニングコストがかかってしまう場合も…。
また、蓄熱式暖房ですが夜間の電気が安い時間帯に貯めておき、24時間温かい空気を出してくれるので外から帰ってもいきなり家中が温かい状態に。常に温かいというのが魅力のひとつではあるものの、デメリットをあげると乾燥がひどいので加湿器を同時に付けなければいけないということ、そして常につけっぱなしなので、共働きで日中誰も家にいない家庭の場合には余計な電気代を使っている事にもなるのでちょっともったいないかもしれません。
その本体そのものが大きめなので、壁やくぼみに入れ込む設計にすれば問題はないのですが、部屋にあるとちょっと邪魔だという意見も結構あります。ガイガーカウンターの営業をしている友人は奥さんが専業主婦で日中ずっと家にいる事が多いので、蓄熱式暖房にしたそうですが、邪魔だから壁にくぼみを作って入れてしまえばよかったそう。
ライフスタイルに合わせて暖房器具を選びたいものですね。
木曜日, 3月 31st, 2011
まだまだ、朝晩は肌寒く暖房が必要ですよね。
外が寒いため暖房を、ガンガンと付けていると空気が汚れてしまう事も多いですよね。
そんな心配がいらないのが、温水ルームヒーターです。
この温水ルームヒーターは、室外機があり屋外にある室外機で80℃くらいの温水を作ります。
外にある室外機で温められた温水を、室内機を通して60℃~70℃くらいに変えて部屋を暖める事が出来ます。
体にやさしく上に、広いリビングも暖かく出来るので効率よく部屋を暖める事が出来るでしょう。
また、簡単に取り外しが可能なので夏など不要な時は外してしまっておく事が出来るのでお勧めな暖房器具ですよ。
先日、データセンターに勤めている友人宅に行くとこの温水ルームヒーターがあり、足元から暖かいやわらかい温風が出てきましたよ。
友人は、小さな子どもがいる専用サーバやダビング販売をしている友人から聞いて家を建てた時にこの暖房を選んだそうです。
子供が小さくても火傷がするくらい熱くならないので、安心して使用が出来るようです。
新築を考えているビジネスフォン販売の友人も興味を持ったようでしたよ。
日曜日, 11月 14th, 2010
現在、日本でもっとも普及している冷暖房機器は、やはりエアコンだと思います。
昭和42年頃からエアコンが普及し始め、アメリカから輸入されたウィンド型クーラーが国産化されていきました。
後に、室内機と室外機が分かれた壁掛け型のセパレートエアコンが開発されて、現在の形になりました。
エアコンの原理は次のようになります。
冷房は、気化熱を利用して部屋を冷やします。
気化熱とは、液体が蒸発して気体になるとき周囲の熱を奪うことです。例えば皮膚にアルコール消毒をすると冷たく感じるのと同じです。冷房運転をすると、室外機からは熱い空気が流れ出ます。
これは気化熱の原理を使って、室内の熱を吸収して室外に熱を放出しているためです。
逆に暖房は、冷房の場合とは逆で室外の熱を吸収し、室内に熱を放出します。
気体が液体になるときに熱を放出する性質を応用しているのです。
また冷媒の流れを変化させることにより、冷房と暖房の両方の機能が一つの設備で使え、設備の利用効率が高いと言えます。
燃料を使用しないため、火災やガス中毒の危険性もなく衛生的です。
直接電気を熱として利用する電気ストーブなどと違い、熱を汲み上げる動力源として電気を使うため、熱効率が高く、経済的な暖房方式になっています。
エアコンはエアコンディショニングを略したものですが、まさに室内空気の温度、湿度、清浄度を調節する空気調和機器といえます。
木曜日, 10月 21st, 2010
ガスストーブを暖房器具として使っている家庭はどのくらいあるのでしょうか。
今ではいろいろな暖房機器が販売され、ストーブ自体を使っていない家庭も多くなっているように思います。
特に小さな子どものいる家庭では、危険なストーブは置いていないというところが多いようです。
さてガスストーブについてですが、ガスはガス灯として明治9年から使われ、後にガスコンロとして使われるようになりました。
この使われていたガスは、石炭を蒸留して発生させた「石炭ガス」でした。
当時は、都市ガスが配管供給を行なっていました。
そして昭和40年頃になってようやくガスストーブが使われるようになりました。
この頃主力となったのは、液化石油ガス(LPG)、天然ガス(LNG)で、大幅に熱量がアップしました。
都市ガスが普及していない地域では、ボンベによるプロパンガスが販売されるようになり、徐々に一般家庭でもガスストーブが使われるようになったのです。
ガスストーブのメリットは、何と言っても使いやすいところです。
石油ストーブのように給油する必要がなく、熱効率も高く、石油に比べると排ガスもクリーンです。
燃料に含まれる水分が少ないので、結露することもありません。
逆にガスストーブの欠点としては、まず安全性の問題があります。
ガスは着火しやすく燃焼も早いのですが、爆発やガス中毒の危険性があります。
そして大量の酸素が消費されるので、十分に換気をする必要があります。
そして、料金の問題もあります。
発熱量あたりの料金は、電気の次に高くなります。
ボンベによるプロパンガスはさらに高いです。
月曜日, 9月 27th, 2010
昭和32年頃、市場には石油ストーブが出始めました。
それまでは、貯炭式ストーブや薪ストーブ、ルンペンストーブを使っている家庭がほとんどでしたが、石油ストーブが出ると急速に普及しました。
寒冷地では約90%の家庭で石油ストーブが使われていた時期もありました。
その後、エアコンやファンヒーターなどの暖房器具が普及し、石油ストーブは少しずつ減ってきましたが、その普及率は今でも他の機器よりも高くなっています。
石油ストーブが急激に普及した理由としては、まず燃料である石油の性格によるところが大きかったと思います。
液体である石油は、石炭や薪に比べ輸送がしやすく、熱量あたりの容積が小さいので、小さな貯蔵スペースで済みました。
また一般家庭での給油も簡単にできます。
石炭などに比べ、簡単に着火し、煙や灰もなく掃除の煩わしさもないことなども、急速に一般家庭で普及した要因のひとつといえるでしょう。
次に石油の価格ですが、それまで使われていた石炭よりは高くつくものの、カロリーあたりでは電気やガスよりもかなり安かったのです。石油ストーブが出回り始めた頃は、日本の経済が急速に成長している時期だったので、多少の価格アップより生活の便利さを優先する傾向があったのです。
そのため石炭や薪より高くつく石油ストーブでも、その便利さから普及していったのです。
石油ストーブを使う際には、十分な換気が必要になります。
石油ストーブは室内燃焼器具で、これらの暖房器具によって、部屋の空気は汚れてしまいます。
石油を燃やすために酸素が使われ、完全燃焼により二酸化炭素と水蒸気が発生します。
十分な換気が行なわれないと、酸素が不足し不完全燃焼が起きたり、発生した水蒸気によって結露します。
水曜日, 8月 18th, 2010
ストーブは、英語で「stove」と書きます。
十六世紀までは、「stove」とは、暖かい部屋のことを指しました。
暖かい部屋とは、家族がだんらんする生活の場ではなく、温室や乾燥室を意味していました。
後に、炊事や暖房用の周囲を囲ってある炉のことを「stove」と呼ぶようになり、十九世紀以降になって現在のストーブとして定着しました。
英語では「ヒーター」という言葉もストーブと同義語のように使われます。
熱くするもの、温めるもの、いわゆる「ヒート」するものはすべてヒーターになり、ストーブもヒーターの一種です。
ルームヒーターとは、ストーブのことを指します。
他に炊事兼用の台所のストーブに「ファーネス」といった言葉が使われることもありますが、「ファーネス」はもともとかまどの意味であり、室内用暖房器具とは少し意味が違います。
屋外に設置されるボイラー(セントラルヒーティング用の温水を発生)はファーネスです。
ところで、英語のストーブと同じ用途の暖房器具は、他の国ではどんな名前で呼ばれているかご存知ですか?
ロシアでは「ペチカ」、ドイツでは「オーフェン」、オランダでは「カッヘル」、フランスでは「ポワール」、中国では「火炉」と呼ばれています。
このように各国で呼び名が異なるのは、ストーブが特定の国で発明されて普及したものではないからなのです。
生活必需品としてそれぞれの地域で各々の工夫を凝らして作られた自然発生的な産物なのです。
月曜日, 7月 26th, 2010
暖房器具の分類に入らないかもしれませんが、暖をとるための方法としてアンカや湯たんぽもあります。
一人用のこたつ、のような感じでしょうか。
アンカは漢字では、「行火」となり、この「行」という字は移動という意味です。
行灯(あんどん)や行脚(あんぎゃ)にも使われています。
アンカは主に足を温めるために使われ、木製や土製、火鉢状のものもあったようです。
炭火や豆炭、炭団が燃料として使われます。
炭団は、炭の粉を糊で団子状にまるく固めたものです。
湯たんぽは、アンカを寝床用にしたものです。
炭火ではなく、名前の通りお湯を入れて使います。
湯たんぽはの保温性は長時間続くので、現在でも広く使われています。
電気も使わず、目が覚めたときには湯たんぽのお湯で顔を洗えるなどエコ商品としても人気があります。
さまざまなデザインの湯たんぽカバーが販売され、注目を集めています。
最近、ジェルの入ったパックを電子レンジで温めて使うタイプの商品で、誤った加熱方法によりパックが破裂するというニュースがありました。
どの暖房器具でも、熱い物を扱うので、誤った使い方をするととても危険です。
商品に記載されている使用方法は、必ず守るようにしましょう。
また、カイロは一人用の小型暖身具です。
これは、アンカや湯たんぽとは異なり、身に付けたまま自由に移動することができます。
古くは温めた石を使っていたようですが、現在のカイロが主流は、鉄の酸化熱を利用した使い捨てタイプです。
金曜日, 7月 2nd, 2010
冬に家でのんびり過ごすイメージといえば、「こたつでミカン」ですよね。
今ではさまざまな暖房機器があり、こたつを使わない家庭も増えています。
けれども、やはりこたつは日本の冬には欠かせないアイテムの一つといえるでしょう。
こたつは部屋全体を暖めることはできませんが、半纏などの上着を羽織って腰下を暖めていると、寒い部屋の中でも快適に過ごすことができます。
こたつは、室町時代に中国から入ってきたものだといわれています。
当時は足をあぶるために低いやぐらで囲った形でたが、日本の畳生活に合わせて現在の形に改良されてきました。
こたつの上に布団をかけるようになったのは、中国から綿が輸入されるようなった江戸時代からです。
こたつには、移動できる置きごたつと床を掘り下げた堀ごたつ、切りごたつがあります。
人数の多い家庭では、大きなこたつが用いられ、夏場には布団を外して食卓になり、一年中使われます。
もともとは、炭火を熱源としていましたが、現在の主流は電気です。
炭火は有毒な一酸化炭素を発生させやすいという問題があり、かつて猫がこたつの中で中毒になったという事故もあったようです。
締め切った部屋で炭火を使うときは、十分に換気することが必要です。
寒い季節には少しでも隙間風をなくして部屋に外気を入れたくないと思いますが、発生する有害物質は目に見えないので特に気をつけなければなりません。
金曜日, 6月 11th, 2010
「火鉢」は、古くから室内用の暖房として使われてきました。
平安時代の貴族が暖房用として使用し、発達してきた歴史もあります。
主に炭火を使う火鉢は、煙が出ないので、座敷用の暖房に適したものでした。
しかし暖房効果が小さいというのが欠点です。
いろいろなタイプの火鉢があり、手をあぶる程度のコンパクトなものから、暖をとる目的を超えた機能を備えたものまであります。
小物入れの引き出しを付けたり、お酒をお燗する湯缶が付けられたりと、いろいろな機能があります。
火鉢は冬のお座敷や店先の主役として実用性と装飾性を兼ねて、さまざまな材質と形状で作られていました。
陶器か磁器の円形タイプが多いのですが、その他にも鉄製や真ちゅう製、木製の火鉢がありました。
木製品には桐やケヤキの木が用いられ、内面に銅が張ってありました。
装飾では無地のもの絵柄のもの、背の高いものから低いものと、さまざまな趣向が凝らされていました。
これに火箸と灰ならし、五徳が付いて一式です。
時代劇や芝居などでみる大親分が座る長火鉢などは、とても豪華なものです。
単に道具としてではなく、芸術的な付加価値をつけるところが日本人の特質といえるのではないでしょうか。
火鉢の取り扱いでは、炭火に注意が必要です。
火鉢の中で木炭から炭火をおこすと悪臭を放ったり一酸化炭素を発したりすることもあります。
炭火が真っ赤におこっていれば問題ありません。
水曜日, 5月 19th, 2010
暖房と聞いて囲炉裏を思い浮かべる人は少ないでしょう。
しかし囲炉裏のある風景に憧れや懐かしさを抱く人は意外と多いかもしれません。
簡単にいえば、囲炉裏は家の中に焚き火を持ち込んだものです。
もっとも古い暖房といえますが、現在でも地方では使用されています。
囲炉裏は暖をとるほか炊事にも使用されます。
家族のだんらんはもちろんのこと、お客さまをもてなす場としても大切な役割を果たします。
囲炉裏があるのは家の中のどの位置か、どのような構造なのか、どんな形をしているのかなどは、その家の構造や生活パターンによって違います。
シバ、ソダ、薪などが燃料として使われます。
家の中での焚き火なので、炎が大きくなりすぎないように注意して燃料補給を行ない、時々火の位置を変えて火力を調整する必要があります。
燃料の燃焼率は良く、熱はすべて家の中に放出されますが、昔の家は断熱性や気密性が悪いので、かなりの熱が損失します。
また囲炉裏の側にいる人や火に向かっている部分は暖かいのですが、背中は寒いという欠点があります。
囲炉裏では必ず出る煙の存在も、一酸化炭素やスス、ほこりなど健康上の問題点としてあります。
しかし囲炉裏のよさは、その欠点以上のものなのです。
囲炉裏はインテリア性もあり、魚や花、鳥、船などの吊り手の形にもその家の趣向が凝らされています。
家族の中心となる囲炉裏に各家の美意識が込められていたのです。